会長挨拶
会員の皆様におかれましてはますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。また平素は日本体外循環技術医学会近畿地方会の活動に対し、深いご理解を賜り厚く御礼申し上げます。
この度、日本体外循環技術医学会近畿地方会の会長に拝命いたしました。長い歴史を持つ伝統ある地方会の代表を務めさせていただくことは大変光栄であり、その重責に身の引き締まる思いです。現在、近畿地方会の会員数は約660名と飛躍的に増加しており、会員の皆様の力をお借りしながら、当会の発展とご賛同いただける運営を邁進したい所存でございます。
この数年、新型コロナウイルス感染症のパンデミックに伴い、会員の皆様におかれましては各施設でご尽力されご活躍されていることと想像します。図らずしもこの感染拡大において臨床工学技士は大きな注目を浴び、人工呼吸器やECMOなどの生命維持管理装置を適切に取り扱うことが求められます。このように感染に十分注意しながら業務を遂行し、患者さんの命を救うために尽力できることは、臨床工学技士にとって掛け替えのないやりがいのある仕事といえます。
生活様式が変化するなかで、地方会活動においても、通常の学術大会やセミナーを開催することが困難なことも少なくありません。ただ、このような状況でも知識を向上させることは必須であり、当会もwithコロナ時代の新しいスタイルを形成しながら、これらの活動のあり方を考え、会員の皆様に還元できることが重要課題であると認識しております。テーマとビジョンを議論して、それを着実に実行していく。これこそが我々に課せられた使命と心に刻んで当地方会の運営に努めていきたいと存じます。
会員の皆様におかれましては、今後ともご指導、ご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
2022年4月1日
日本体外循環技術医学会 近畿地方会
会長 吉田 幸太郎
(大阪大学医学部附属病院 臨床工学部)